自転車ロードレース スポーツ 競技のロードレース 紳士協定 暗黙の了解のリンクについて
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ロードレース 紳士協定 暗黙の了解
紳士協定として暗黙の了解があるスポーツはいろいろありますが、ロードレースにも正々堂々と闘うための紳士協定として、選手間に暗黙の了解事項が多数存在しています。例えば、集団の先頭から十数番手までは集団落車に巻き込まれるリスクが少なく、またアタックをかけたりアタックに反応したりということも可能な好位置に居ることになります。
なので、選手は先頭交代するのがマナーとなるわけです。
自分だけ先頭交代に加わらないで体力を温存するという作戦を「着き位置」(ツキイチ)といいますが、ルール上禁止されてはいないものの、仮にそれで好結果を出したとしても実力とは認められないのです。
ロードレースの最高レベルであるUCIプロツアーに参加するようなチームに所属する選手は、エースや有力アシスト選手でないかぎり、現役中に一度も表彰台に上れない方が普通です。
大半の選手は勝ち負けには直接絡まない、アシストとしての役割を期待されて雇われています。
だから、選手にとってもメリットがないので、自分の評価を落とすような勝ち方はしません。
逃げが決まった場合、必然的に中間のスプリントポイントや山岳ポイントを先頭で通過する選手が発生しますが、殆どの場合は集団内で「誰がポイントを取るか」の合意が成立しています。
これを拒否してポイントを奪うことは歓迎されないのはいうまでもありませんよね。
逃げ集団内でポイントの強引な独り占めをすることで集団の崩壊を引き起こす例もあります。
ステージレースでは、総合優勝や新人賞狙いの選手は、ゴールスプリント(ゴール直前での全力走行勝負)が発生した場合でも、これに加わらず、ステージ優勝を譲ります。
なぜかというと、同じ集団でゴールすれば同じタイムと見なされるため、ポイントではなく、タイムを競う総合成績と新人賞狙いの選手はトップの選手と同じ集団でゴールすればいいからなんです。
それに、最も落車の危険が大きいゴールスプリントを回避した方が安全だからです。
また、総合優勝や新人賞争いをしている選手が少人数の逃げに乗って、そのままゴールまで行けてしまったような状況もあります。
その場合でも、同じ逃げ集団にライバルがいない限り、トップとタイム差無しでステージを終えられれば、賞争いで前進することが出来るので、ステージ優勝は逃げ集団の他の選手に譲ることが普通です。
これは、逃げ集団の他の選手としても、賞争いに手を貸す代わりにステージ優勝争いからは降りて貰うことを前提として走っていることが多いことと、総合優勝や新人賞を狙うような有力選手が、幸運にもステージ優勝を狙うチャンスに恵まれた選手たちを押しのけてまで勝とうとするのはマナーに反するという選手間の共通認識が関わっているといえます。
でも、山頂ゴールなどで総合優勝及び新人賞争いの選手が他の選手を全部バラバラにしてしまった場合や、先頭集団に総合優勝及び新人賞を争う選手たちしか残っていない場合には、この限りではありません。
また直近に優勝を譲ったことがある選手同士の場合は優勝を譲らないなど、貸し借り関係のようなものもあります。
ただ、中にはごく稀にこのような形でステージ優勝を譲られることによってプライドを傷つけられ、その後選手間の不仲になってしまうこともあるそうです。
逃げが成功することで自チームの選手の優勝&各賞争いで不利になるなど、チームにとって好ましくない影響を及ぼすような逃げを失敗させようとする場合、その選手は逃げ集団に入っても、先頭交代に加わらないまま、「着き位置」でペースが上がらないように圧力をかけ続けることで逃げを潰そうとするというようなチーム戦略をとることがあります。
失敗して追撃集団に追いつかれないことが確定した場合は、逃げ集団の先頭交代に加わらなかった代わりにステージ優勝争いからは降りるのがマナーです。
ステージレースではリーダージャージ(総合優勝争いで首位にいることを示すジャージ)を着た選手を抱えるチームが集団の先頭を積極的引くことが暗黙の了解となっています。
なので、勝負どころの中盤〜後半のステージにたどり着く前にアシスト選手たちが消耗してしまわないように、序盤は総合優勝争いでは、あえて首位に立たずにレースを進めることもあります。
ゴール直前の数kmを除き、メイン集団内にいる有力な選手がパンクで一旦停止したり、落車に巻き込まれた場合、その隙をついてアタックをかけたりして、一気にペースを上げることはマナー違反とされています。
アクシデントにつけ込んではいけませんよね。
でも、逃げ集団は必ずしもこの限りでないため、こうしたトラブルが起きた場合は、メイン集団のスピードが落ちるため、逃げ切れるチャンスが生まれることになります。
グランツールの最終ステージはジロ・デ・イタリアならミラノ、ツール・ド・フランスならパリと決まっています。
選手たちはパリやミラノ近郊の街から数十kmを走り、最後に都心部の周回コースに突入することになるのです。
そして各賞の優勝争いが僅差になっていない限りは、この周回コースに入るまでゆったりと走行します。
それは、グランツール最終ステージが世界最高峰のステージレースを最後まで走り抜いた選手たちの凱旋走行となっているからなんです。
個人タイムトライアルとなっている場合以外は、選手たちはのんびりと走ります。
ツール・ド・フランスでは、沿道の観客からシャンパンを振る舞われながら走る姿も見られるそうです。
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Category 自転車ロードレース
